2023年5月10日第62回PDM21東京Web会議では、なえぼ駅前歯科 大村 修一先生から、「侵襲性歯周炎、重度慢性歯周炎患者に対するPCR細菌検査と除菌療法を考える」
というテーマでお話をして頂きました。
10年、20年に渡って、受診者の方の除菌療法の効果を追った症例発表は、説得力があり、Aa菌、Pg菌が原因の侵襲性歯周炎・重度慢性歯周炎に対する理解が深まり、そしてPCR検査による菌種の確認、抗生剤・抗真菌剤の服用による除菌療法で、歯周病の進行が止まった症例をいくつも見せて頂いて、大変勉強になりました。
自分の体験で、重度の歯周病が進行していた患者様が、智歯抜歯後の治癒不全のために、抗生剤を3週間ほど服用したのち、歯周病の進行が止まった症例も見ていたため、除菌療法への期待が高まりました。
会員の皆様が、それぞれの分野で大変高い質の治療を続けていらして、記録をとり続けていらっしゃることにより、このように学ばせて頂けること、お互いに足りない分野を補い合えることに、本会の存在意義を改めて感じています。後進の方々に歯科医療の大事なエッセンスを伝えていけるように、発展させていきたいと思います。
大村先生、素晴らしい発表をありがとうございました!