破折歯根の接着治療を始めて3年がたち、毛髪様亀裂歯根11症例、新鮮破折歯根(完全破折歯根2症例, 不完全破折歯根3症例)、陳旧性破折歯根1症例についての報告をしている。本治療法の有効性は少なくとも5年は経過を見る必要がある、と前置きをした上での経過報告であった。

本雑誌は7月発行であったが、発行直前の1985年7月に、真坂信夫はFlap下での破折線のSB充填の第一症例を試みている(M-III型)。